• 2025年5月31日
  • 2025年6月7日

6月病:梅雨に多い病気まとめ

段々と雨の日が増えてきて、梅雨入りしている地方も出てきましたね

今のところ関東では6月下旬に梅雨入りする予報となっています☔️

今日は、梅雨入りが近づく季節の感染症、アレルギー、自律神経系のトラブルについてお話しようと思います

①気象病(天気痛)

症状:頭痛、めまい、関節痛、気分の落ち込みなど

原因:気温差、湿度や気圧の変化により、自律神経が乱れることが主な原因。

自律神経と気圧変化の関連性は複数の報告があり、特に偏頭痛や緊張型頭痛の誘因となります。

対策:起床後に日光を浴びる、適度な運動をする、就寝リズムを安定させるなど。自律神経の調整が重要です。

②食中毒、感染性胃腸炎

症状:嘔吐、下痢、腹痛、発熱

原因:高温多湿の環境で、細菌やウイルスが増殖しやすくなる。

イメージでは冬が多いのではないかと思われるかと思います。

厚生労働省の疫学統計や国立感染症研究所の年次報告では、6-7月にかけて細菌性食中毒の件数が増加していると発表されています

対策:食材の保存温度や加熱の徹底、調理器具の消毒

家庭内で発生してしまった場合、アルコールでは死滅しませんので、次亜塩素酸ナトリウム(0.1%)にてトイレやドアノブ等の消毒をしましょう

③湿疹、汗疹、カンジダ性皮膚炎

症状:脇や股など皮膚が重なっているところにできる、赤みや痒み、ただれ

原因:汗と湿度により皮膚バリアが崩れ、細菌や真菌が繁殖しやすくなる

対策:こまめに汗を拭く、通気性のいい衣服の着用

④咳や喘息の悪化

症状:長引く咳、夜間の息苦しさ、ゼェゼェする

原因:湿気による室内のカビやダニの増殖

対策:換気の徹底、除湿機の使用、エアコンフィルターの掃除

梅雨にまつわるトラブルについてご説明しました☺️

当院では頭痛外来や発熱外来も行っていますので、まずは1度ご相談ください!

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